伝統的なヘアスタイル
2023.06.18
こんにちは。
花嫁和婚のブログをご覧頂きありがとうございます!
今回は、和装ならではの綿帽子、角隠しについてご紹介させて頂きます。
角隠しは、日本髪を結った頭の上に覆う形で被る帯状の布のことです。
角隠しの由来は諸説がございますが、一般的にいわれているのは、「怒りの象徴である角(つの)を隠すことによって、しとやかな妻になる」という意味が込められているそうです。
また、昔の女性は嫉妬深く、嫉妬の感情が沸き起こると女性が鬼に変化したといわれていた為、嫁ぐ女性が鬼に豹変しないように、お祈りの意味も込めて花嫁に被らせたといわれています。
角隠しを着用するときの髪型は、文金高島田(ぶんきんたかしまだ)と呼ばれる髪型をベースにしていました。今では、日本髪にはさまざまな種類があり、新婦が望むヘアスタイルを作れます。かつらを被せる「全かつら」、地毛の髪の毛で被せる「半かつら」、地毛で結い上げる「地毛結い」、自由にアレンジできる「新日本髪」が角隠しに適した日本髪スタイルとなっております。地毛で結った日本髪は、ある程度髪の長さがあれば、自然に仕上がるのでおすすめです。また、角隠しを着用する時の髪型は日本髪のみとなりますのでご注意ください。
髪型の作り方や見た目も大きく異なるので、お好みのスタイルをお選びくださいませ。
角隠しは、白無垢だけでなく、色打掛や引き振袖にも着用することができます。
角隠しを被られるお客様は赤や黒の色打掛をお召しになる方が多いです。もちろん赤や黒以外の色打掛をお召しになる方もいらっしゃいます。
挙式や披露宴のどちらでも使用することができるため、お色直しの衣装として被ることも可能です。
こちらのお客様の髪型は、新日本髪です。
新日本髪とは、昔ながらの結い方をアレンジし、スプレーやワックスを用いて日本髪の形をつくっていく髪型です。地毛で結っているので全体的なボリュームはかつらよりもなく、より自然な印象で、サイドから見てもとてもおきれいです。
簪や前櫛といったスタンダードな飾りも素敵ですが、花飾りや生花で彩る日本髪も、とてもお洒落に仕上がります。
日本髪を結い上げるために、髪を綺麗に伸ばす過程もしっかり楽しみたい、自然な自分らしい日本髪を結ってもらいたいというお客様におすすめです。
こちらのお客様は、綿帽子を着用されています。
角隠しと同様文金高島田(ぶんきんたかしまだ)と呼ばれる、日本的な高い髷(まげ)を結った髪の上に、頭を覆う形で被る、白い袋状の被り物のことを指します。
元々は武家婦人が外出する際の埃除けや防寒具として使用されていましたが、江戸時代になり、被衣に代わるものとして、真綿を加工して作った帽子が若い女性に広まり、様々な形が作り出されました。
現代における綿帽子の多くは、表面にしぼのある縮緬(ちりめん)の生地で婚礼衣裳の一つとなっております。キリスト教式でいうところのウェディングベールに相当します。
角隠しとは違い、綿帽子の下は日本髪ではなく洋髪でも問題ありません。洋髪の場合、綿帽子キーパーと呼ばれる器具を使用し、綿帽子の高さを出し形を整えます。撮影先での綿帽子取り外しは可能です。綿帽子有りと無しの2パターンが撮影できる為人気が高まっています。
いかがでしたでしょうか。
角隠しは古風な雰囲気を出したい方に、綿帽子はより神聖で高貴な雰囲気を出したい方におすすめです。
角隠しや綿帽子を着用するだけで、より日本の伝統美を感じられてとっても魅力的になります。
興味のある方はお気軽にお問い合わせ下さいませ。
花嫁和婚スタッフ一同、お客様とお会いできる日を心よりお待ちしております!
2023年6月18日 花嫁和婚