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前撮りを日本庭園などで行う前に知っておきたいこと

前撮りとは何か


みなさんは、「前撮り」という言葉を聞いたことがあるでしょうか。前撮りとは、結婚式の前に新郎新婦が婚礼衣装を着て写真を撮ることです。前撮りは写真館や結婚式場で行うほか、美しい景色のある場所や雰囲気のある建物の前などで撮影を行うこともできます。最近は挙式をせずに写真撮影だけを行う新郎新婦もいて、好きな衣装やポーズ、撮影場所にこだわって記念に写真を残しています。
撮影場所は和装なら神社や日本庭園、洋装なら緑地や海辺などが人気があります。桜や新緑、紅葉などが見頃の時期に撮影すると季節感が出て、より美しい写真を残せるのでおすすめです。結婚式や披露宴で行う写真撮影は、目線や表情が新郎新婦でばらばらになったり、お酒を飲みすぎて顔が真っ赤になってしまったり、写真撮影にじっくり時間をとれなかったりするため、結婚式や披露宴とは別で写真を撮るようです。前撮りをする場合、結婚式や披露宴では着ない衣装で撮影に臨む新郎新婦が多く、結婚式で洋装を選んだ新郎新婦は特に、前撮りで和装を選ぶことが多いです。
このように、結婚式や披露宴とは違う衣装が選べるのも前撮りの大きなメリットです。また、前撮りをすることで、撮影した写真を使ったウエルカムボードなど、結婚式や披露宴で使う小物を作ることができるのもメリットのひとつになります。

前撮りで人気な衣装のいろいろ


前撮りで人気のある和装ですが、新婦の和装には3つの種類があります。まずは白無垢です。白無垢は全身白の着物で、室町時代から伝わる和装の正礼装です。白無垢には「清浄潔白」「嫁ぎ先の家風に染まる」という意味があります。白無垢を着た頭飾りは綿帽子か角隠しを合わせるのが伝統的ですが、最近では洋髪を合わせることも多くなっています。
次に色打掛です。色打掛は白無垢と同格の正礼装で、華やかな色や柄が特徴的です。鶴やおしどり、松竹梅や牡丹など、縁起のいいモチーフを使っていて、それぞれのモチーフに意味があります。色打掛を着た頭飾りには綿帽子は着けず、角隠しを合わせるか洋髪を合わせます。
次は引き振袖です。引き振袖はおはしょりをあまりとらず、裾を引きずるくらい長く残すのが特徴です。特に「黒引き」とよばれる黒の引き振袖は、婚礼の際に唯一着られる振袖として人気が高いです。婚礼で使う黒には「夫以外の色には染まらない」という意味があります。引き振袖を着た頭飾りは色打掛と同様、角隠しか洋髪を合わせます。
日本庭園で行う洋装での前撮りは、鮮やかな色のドレスよりも白やパステルカラーのドレスの方が景色も衣装も映えます。ウエディングドレスのシルエットは様々なものがあり、どれにしようか迷ってしまいますが、体型を選ばず誰にでも似合うのはAラインやプリンセスラインというシルエットです。ぴったりした上半身に、裾に向かって広がるスカート部分がAラインとプリンセスラインの共通点です。

前撮りの準備と確認事項


前撮りでは、カメラマンやウエディングプランナー、ヘアメイクの意見を聞くだけでなく、自分たちから演出プランを提案することが大事です。どんなところで撮影するのか、どんなポーズをするか、撮影に使う小物をどうするかなど、事前に2人で相談しましょう。そのうえで打ち合わせに臨むのですが、その際に確認しておきたい事項を紹介します。
まずは打ち合わせの予約を取る時期です。日本庭園や寺社仏閣などで桜や新緑、紅葉をバックに撮影したい場合、撮影したい時期の4カ月前には予約を取りましょう。撮影の日時は結婚式の2カ月前から1カ月前までにすると、撮影して修整が終わった写真を結婚式や披露宴の演出に使えるのでおすすめです。撮影の打ち合わせでは、イメージを口頭で伝えるだけではわかりにくいこともあるので、雑誌の切り抜きや写真、画像を持ち込むといいでしょう。観光を兼ねて撮影を行う場合は難しいのですが、なるべく来店して打ち合わせをするのがおすすめです。
次に衣装合わせですが、実際に着用することで自分に本当に似合う衣装が見つかるでしょう。自分のイメージとは違ったものでも、試着してみると意外に似合ったりするものです。衣装合わせには首のあいた服で来店すると、衣装の顔映りが確かめやすいでしょう。また自分たちのカメラで撮影ができるか、親族や友人が撮影に同行できるかもチェックしておくと、プロのカメラマンとは違った写真を残せるかも知れません。
次に費用に関する確認事項を説明します。まずは衣装や小物にかかる費用です。料金に衣装代や小物代が含まれているプランでも、自分の気に入った衣装や小物がその中にはない場合や持ち込みの場合、別料金が発生することがあるので気を付けましょう。また、写真データをもらう場合はアルバムを作らなければならないことがあったり、データ買い取り費用が発生したりする場合があるので必ず確認しましょう。
前撮りの準備や撮影には手間や時間がかかりますが、写真は一生の記念になるものです。最初は恥ずかしくても、撮影が進むにつれて緊張がほぐれ、写真だけでなく撮影自体も思い出になります。前撮りに関する知識をもっておき、しっかりと準備をして撮影に臨みましょう。

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