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京都の市街地を流れる鴨川は、京都の魅力の一つです。約31㎞の長さを流れる鴨川は、その河川敷に遊歩道やベンチなどを整備されており、信号も車も通らないので、一直線に歩いていくことが出来ます。
きらめく川を眺めながら、歩いたり、休憩したり、気ままな時間が流れる鴨川では、結婚式の前撮りを行うカップルが多く、その美しい背景と共に夫婦仲良く一生に一度の思い出を残したいと思う人が多くいるスポットでもあるのです。
鴨川は歴史を感じながら前撮りの撮影をすることもでき、和装が映える場所の一つです。そんな鴨川の前撮りをするにあたり、鴨川の魅力や歴史を紹介していきますので、是非参考までにご覧ください。

鴨川の歴史と文化

京都は街並み全体から和の雰囲気を漂わせています。和装での撮影が映えるスポットが多くあり、その一つが鴨川です。
そんな鴨川は、現在は穏やかな表情を見せていますが、昔はたびたび氾濫し多くの被害をもたらしたと言われています。むかし白河法皇が「思うようにならないもの」のひとつで「鴨の水」を挙げたのは知っている人も多いはずです。
氾濫して多くの被害を生んだ鴨川の通る、今出川通から五条通までの区間に寛文新堤が設けられ、現在でも三条大橋の下に一部が残っているそうです。
その他にも歴史を感じるものが残されているので、撮影の合間などで歴史に触れてみるのもおすすめです。

また、鴨川の流れる四条河原でカップルが等間隔に並ぶ風景は、今も昔も変わらず風物詩になっています。
江戸時代には河川敷には多くの見世物小屋、芝居小屋が立ち並び、夏には夕涼みの場所として様々なお店がゆっくり腰を落ち着かれられるようにと浅瀬に床机を置いたり、張り出し式や砂洲に床机を並べており、「河原の涼み」と呼ばれていました。それが現在の納涼床です。
明治時代になって7月8月に床を出すのが定着し、鴨川の右左両方の岸に床が出ていたようです。左岸の床が姿を消したのは、大正4年のこと。京阪電車鴨東線の延伸などにより姿を消したと言われています。
昭和4年には半永久的な床が禁止になり、昭和9年に起きた室戸台風や翌年の集中豪雨で納涼床は壊滅的な被害を受けたと言われており、さらに第二次世界大戦では完全に納涼床の明かりが消えてしまいます。
終戦後昭和27年に納涼床許可基準が策定されたことにより、納涼床が復活し納涼床の文化風習が現在でも伝えられています。

デートスポットでも人気の鴨川

鴨川は四季折々の風景を楽しむことができる事から、毎年どの季節にも結婚式の前撮り写真を撮る夫婦の姿が見ることが出来ます。春の桜や夏生鮮やかな新緑、木々が赤やオレンジ、黄色に染まる秋の紅葉、キラキラ美しい冬の雪景色。
どの季節に撮影しても美しい写真と楽しい思い出の残せる鴨川の撮影では、本当に美しい写真を残せるので、おすすめです。
鴨川には芝生があり、芝生に寝転んで読書や家族でピクニックなど、地元住民はもちろん、観光客にも憩いの場として利用されています。特になにも予定がなくても出かけたくなるような魅力がある鴨川の近くには京都が誇る社寺があり、ふらっと立ち寄れる喫茶店や飲食店、お店が沢山あるのも魅力です。
鴨川で前撮りの撮影をご希望なら、とっても楽しいひと時をお過ごしいただけること間違いないでしょう。
撮影前や撮影後の散策などで、ぜひ鴨川の魅力を見つけてみてください。

鴨川散策でおすすめの場所

鴨川で前撮りをする新郎新婦様におすすめの散策場所を紹介します。
【とび石】
鴨川にある、とび石は撮影でもよく使われており、鴨川のとび石と言えばカメが有名です。
鴨川のとび石には異色のデザインが存在し、二条大橋北側に千鳥のとび石、その近くに舟形のとび石があります。
【三角州】
また、賀茂川と高野川が合流して鴨川になるのですが、その合流地点に三角州というところがあります。
川に設置されたとび石でわたることができ、川に囲まれた三角州は、とても気持ちがよく、休日は市民の憩いの場になります。
【野鳥】
鴨川には野鳥が飛来します。川面に真っ白なサギやコサギ、アオサギ、キセキレイやセグロセキレイがやってくるので、鳥の観察をしながら川辺でのんびり過ごすごせるのも魅力です。
【三条大橋の擬宝珠（きぼし）】
三条大橋にある擬宝珠いは、幕末に起きた池田屋事件の際に付けられたと言われている刀キズを見ることが出来ます。

その他にも様々な魅力ある場所、歴史感じる場所があるので、鴨川の散策をぜひ楽しんでください。

まとめ

結婚式の前撮りを鴨川で行いたいと思う新郎新婦様が多くいます。そんな方のために、鴨川の魅力、歴史、おすすめスポットを紹介してきました。
前撮りを鴨川で行うのなら、やっぱり一生に残る思い出を作りたいですよね。
京都に住んでる人も観光を踏まえて前撮りをご希望される方も、鴨川の魅力に触れて、京都の魅力を感じて撮影を楽しんでいただければ光栄です。
この記事を通して素敵な思い出作りのお手伝いが出来れば幸いです。